投資について考えた、最初の一歩「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」

僕が最初にお金について考えたとき、指標となった本を紹介します。

「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」という書籍で、銀行に預けても一切利子がつかない現代においてのお金の守り方、守りながらも攻める方法が書かれています。

少なくとも僕はそう思っています。

この本はお金に疎い38歳と、経済評論家の山崎元さんの対話で進んでいきます。

5部構成で、お金についてどうしてよいのかわからなかった僕には、自分と同じような青年が専門家の説明を受けるという形式のおかげで、とても分かりやすかったです。

Contents

1.お金を安全に持っておく方法 編

一番安全なのは、日本国債を買うことだそうです。

国債は購入すると、数年後に銀行よりも高い利率の利息が付いて戻ってくる。

倒産しない、元本割れしない。

日本経済が破綻すると思うなら買わなければいいだけのことです。

よく言われる日本の借金についても説明してくれていて、それについては日本国民が債権者なので、返せなくなったらお札を刷って返せばいいだけのことみたいです。

そして購入するときは、高すぎる手数料を払うことになるので銀行で買ってはいけない。必ず手数料の安いネット証券を利用することとあります。

この章の結論は「安全に運用するならネット証券で個人向け国債を買うこと」。

この本のすごいところは、このようにテーマに対して明確で具体的な結論を提示してくれるところです。

以前の自分は、安全にお金を持っておくには銀行に置いておくしかないと思っていました。

銀行に倒産リスクがあることも知っているけど、1000万円以下の預金なら保証されるから自分のレベルなら問題ない。。。。

こんな受け身の姿勢をとるしかなかった自分に、守るということは不動ではなく行動であることを教えていただきました。

2.ちょっとリスクをとって運用する 編

リスクをとって運用すること=「投資」ですが、まずFX、REIT、金、先物すべてやらないこととされています。そうすれば、覚えることも減り、大損することもなくなるからです。

これは非常に的確です。

証券外務員試験では外貨や先物指数の種類、計算方法について出題されますが、難解で僕は苦労しました。実際に自分の資産を先物で動かすことなど考えられません。有名投資家バフェットに習いわからないものに手を出さないことです。

ここでは毎月リスクを負ってもいい金額で「インデックスファンドを買うこと」が提示されています。

「インデックスファンド」とはプロが銘柄を入れ替えながら運用する「アクティブファンド」と違い、指数に沿って上下するファンド=投資信託を指します。

一社ではなく複数の会社の全体的な業績が上がればそれに沿って上がるというもので、利点は

・手数料、運用コストが安い

・投資信託一つ買えばすでに分散投資

・一度銘柄を買えばいろいろ考える必要がない

などがあげられます。

また、毎月分配型ではなく、分配金再投資型を選ぶことで複利の効果が享受されます。

最後にどの商品を買えばよいかもあげられていましたが、僕はこの本を読んで実際にS&P500のインデックス投資を開始しました。

理由はまた次回以降話します。

3.お金を使う 編

買うならマンションか戸建てか。

これについては、もしも若くて人生が流動的なら賃貸のほうが無難、それでも買うなら中古のマンションか戸建てにして早めに全力でローンを返済すること、だそうです。

自分の今の状況では、若くはないけど人生を決められないので自宅の購入はナシですね。

もしも自分が不動産を購入するなら収益物件として購入し人に貸すことになりますが、それもまだ具体的には決められません。

医療保険、生命保険については入る必要はないとのこと。

保険は半分以上が保険料以外の広告費やなんだかんだに消えていくので、がんになった場合を想定して貯金しておいたほうがよっぽどいいとのこと。生命保険も自分が死んだら家族が路頭に迷う人だけが入りなさい、だそうです。

保険についてはこの本の前に読んだ「インベスターZ」で完全否定されていたので、理解できました。

結婚については山崎さんは全否定、「結婚なんてバブル、はじけて負債が残る」だそうです。。

4.トクする制度を使って実際に買ってみる 編

トクする制度というのはNISAとつみたてNISAのことです。

NISAは年間120万円まで5年間、つみたてNISAは年間40万円まで20年間、その範囲で購入した金融商品の利益に税金がかかりません。

通常は利益に20%の税金がかかるのでこれはお得。

実際に投資信託を購入する場面なので非常に重要ですが、作業自体は簡単です。

この本ではSBI証券を例に挙げていますが、僕の場合はSBI証券と楽天証券に口座を開設して、メインで楽天証券を使用しています。理由は楽天証券の資産管理サイトの見やすさです。

商品の数やサービスはSBIのほうが有利なのかもしれませんが、僕の場合も今のところはこの本と同じように、NISAでインデックスファンドを毎月積み立て購入していければよいので、ほかのオプションとか金融商品の品数は必要ありませんでした。

管理のしやすさ、現状の把握のしやすさで楽天証券の方をとっています。

とりあえず、年間100万円程度が投資総額の目標になっているので、今の自分のレベルではNISAの効果は大きいです。

もしも何億も持ってればNISAを無視する人もいるのかもしれませんね。

5.年金と確定拠出年金 編

まず、間違いなく国民年金や厚生年金は支払っておいた方が得です。

そして本題の確定拠出年金は、この通常の年金を納めていないと利用することができません。

特に個人型の確定拠出年金をidecoといいます。

これは、毎月いくらかの額で60歳まで投資信託を購入、60歳までは下せない、というものです。

メリットは、利益が非課税、掛け金が所得控除であるということ。

具体的には僕の場合月の上限額の23000円を積み立てていますが、年末調整で5万円くらい戻ってきました。

この効果は大きいので、普通のサラリーマンは絶対にやった方がいいと思います。

そしてコラムでは不動産投資には手を出さない方がいい、との意見が。

空き家投資や、空き家をリフォームして価値を上げて貸す・売る、マンション・アパート経営、転貸、空き地活用などほかにも様々な不動産を使った投資がありますが、とにかく、人口がこれから減るので、不動産の価値が減るというのは確かなことかもしれません。

この本を読んで

予備知識なしでも一冊通して読むことができそうな本でした。

何より、サラリーマンがこれを読んだらすぐにNISAとidecoで投資信託を積み立て購入すればよいことがわかると思います。

この方法は、昭和でいう定期預金のような、現在比較的手軽、安全、効果の大きい金融資産の運用方法になると思います。

現代の社会人は銀行口座と同様に証券口座を持つ必要があるでしょう。

お読みいただきありがとうございました。

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